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2015-04-16

企業分析:4528小野薬品工業(3.0)

おそ松さん

お待たせしました。4528小野薬品工業です。一緒に議論をお願いします。
■結論
画期的なガン新薬「オプジーボ」が実用フェーズに入り収穫期に。1,000億円程度の営業利益まで成長すれば今の株価も正当化できる。3.5に近い3.0。

■基礎情報
GMOクリック証券の分析を使います。

Plh_4528_10

Bs_4528_5

IR資料など
・新薬「オプジーボ」について:日経記事
・株価 予想PER111.4 PBR3.16

■ポイント
Step1:業績の確認/株価の確認
・売上は10年ヨコバイ。利益は見事な右肩下がりだが利益率は高い。
・B/Sは盤石

株価が異常な値を示している

Step2:事業内容、ビジネスモデルの確認
・中堅製薬メーカー
・ビジネスモデルは、特許による期間限定独占型。独占が高利益を支えているが、特許切れ医薬により少しずつ利益が減少。
・オプジーボという独創的ながん治療薬が治験を経て実用化へ

おそ松さんへの質問
①PER110が正当化される営業利益(額)はいくらだと考えますか
②それを上振れする可能性、下振れする可能性をどれぐらいに考えていますか
③その他、議論したいことなどがあればお願いします。

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コメント

議論用におそ松さんのコメントを転記します。

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4528小野薬品について、分析を依頼したく宜しくお願い致します。
すでに黒色種で承認が下りたオプジーボという免疫のブレーキを外して、免疫細胞がガンを攻撃するようにする画期的な抗ガン剤が、肺がんでも有効性が確認され、胃がんや血液ガンなど様々なガンの臨床試験が進行中で、今後次々に結果が判明します。現時点でPERは100倍と割高ですが、10年後を見ればブロックバスター医薬品となり割安かと思っております。興味がありましたらで結構ですので、宜しくお願いします。
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お忙しい中、分析いただき有難うございます。オプジーボではないですが、臨床試験業界で働いている者です。ご質問①についてですが、前期利益の5倍の1000億円の利益を出せれば、許容できるかと思います。配当利回りが1.43%ですが、利益が5倍になり配当性向が変わらなければ、今の株価でも7%の配当利回りです。また、自社株買いも期待できるかと思います。ご質問②についてですが、オプジーボの再審査期間(特許が切れても独占販売できる期間)は2014年から10年間です。すでにメラノーマ、非小細胞肺がんについて有効性が確認されており、薬効のメカニズム的に癌の種類が変わってもそれ程、薬効に変化はないと推察しております。上振れ、下振れの可能性は現時点では何とも言えませんが、医薬品は申請された時点で8割方成功が約束されてますので、まずは各種癌への各国での承認申請の進捗を確実にフォローしていきたいと考えてます。また、新薬は発売当初は慎重に使用されますが、市販直後の調査が半年間あり、その期間が終われば販売にも力が入れられますので、売り上げも伸びていくと予想してます。リスクとしては、想像していなかった副作用が市販後に使用例数が増える中で明らかになることですが、これは事故のようなものですのでどうしようもないかと思います。癌が対象ですので、多少の副作用は許容されるとも思います。他社競合品については、気にはなっており、フォローしてます。その他感想ですが、株価がこれからどれだけ上げるかについては、正直2倍になればよいかな?ぐらいに感じてもいます。以上、長文失礼しました。

度々すみません。ご質問①、②について、自分の中で整理しまして、2020年までに順調に行けば1500億円の営業利益達成は堅いと考えております。上ブレは余り期待出来ませんが、下ブレのリスクも治験のデータを見る限り、余り考えられません。ただ、この先3年ぐらいは開発に費用と人員を投入するので、なかなか利益が伸びない可能性もありますが。なお、先の回答で1000億というのは、営業利益ではなく、純利益で考えてました、失礼しました。質問ですが、遠い未来(例えば5年後)に大きな成功がある程度約束されている企業への投資は、現在の株価が5年後の利益でのPERで何倍ぐらいを目安にされてますか?取らぬ狸の皮算用的ではありますが。

おそ松さん、ありがとうございます。
質問の回答だけではなく、頂いた意見・情報を踏まえ、少し整理して意見をお伝えします。

1)ビジネスモデルについて
新薬特許は非常に強力なビジネスモデルで、競争面での不安はほとんどありません。副作用、競合参入による市場の分けあいの懸念があるぐらいで、8割方大丈夫だろうという感覚は同意です。

2)PERと利益額について
今の株価(12,550円)がPER20となる利益額を計算すると、EPS627.5円、純利益665億円となります。営業利益にすると1,000億円程度でしょうか。おそ松さんは5年後には1,500億円とおっしゃっていましたので、仮に今の株価のままだったらPER13ぐらいになるということですね。
色々な記事を見ても5年後に営業利益1,000〜1,500億円という水準は違和感はありません。

3)配当性向について
注目していなかったのですが、配当性向が8割レベルをキープしていて特徴的です。「キャッシュはもう十分」という経営者の意志を感じます。
https://www.ono.co.jp/jpnw/ir/h_houshin.html
PER13なら6%ぐらいの配当利回りになりますが、配当利回りの高さは株価を強く下支えしますので、PER13で留まる可能性はほぼ無いでしょうね。

4)PERの割引について
5年後の業績に対しどれぐらい割り引いて考えるといういうことですが、一般的には「割引率」という言葉で語られる内容です。私の場合「5年で2倍(の業績)」を基準として投資していますので、割引率は13%程度になります。(高すぎだろと突っ込まれそうですが)
ご質問の回答だと「5年後の業績に対しては、半分程度で考える」というところですね。

成長株が5年後にPER13,配当6%で留まるとは思えませんので、捕らぬ狸の皮算用(営業利益、配当性向)があるとしても、割高というほどではないと考えてもよいのではないでしょうか。

詳細なご回答、ありがとうございます。PER100倍や直近業績が右肩下がりなこと、すでにだいぶ上昇していることに不安を覚えつつ、でもまだ行ける!とホールドしていたのですが、すぽさんと認識にそれ程違いがなく安心致しました。今後もオプジーボの進捗をフォローしながらホールドし続けようと思います。また、割引率については、参考になりました、ありがとうございます。

突然すいません。
謎manと申します。
小野さんは4258ではなく4528では?
すぽさん様は、超有名人なので、差し出がましいとは思いながらも、
コメントさせていただきました。

よろしければ削除ください。

>謎manさん
ご指摘ありがとうございました。早速修正しました。

>おそ松さん
まとめを書いてみました。考え方は議論のとおりですが、取らぬ狸投資なので高い評価はつけづらいと思っています。この内容でよろしければ確定したいと思います。

すぽさん、ありがとうございました。納得しましたので、評価を確定いただければと思います。

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