« 投資で破滅を防ぐための3つのルール | トップページ | ポートフォリオ8銘柄の損益(2015年4月) »

2015-04-29

企業分析:3628データホライゾン(2.5)

まなぶさん

大変お待たせしました。3628データホライゾンです。一緒に議論をお願いします。
■結論
データヘルス事業によるブレイクのシナリオが期待されるが、ビジネスモデル面で疑問があり、夢をかけるには心もとない。一方で、株価は既にB〜Aレベルになっており割安とはいえない。2.5。

■基礎情報
GMOクリック証券の分析を使います。

Plh_3628_10

Bs_3628_5

IR資料など
・予想PER:赤字のため計算できず、PBR 2.11

■ポイント
Step1:業績の確認
・2011あたりから利益が急激に悪化し、赤字が継続中
・B/Sは並だが、赤字に伴いやや悪化気味
→なぜ赤字なのだろう

Step2:事業の確認
・医療系システムが中心。薬局向けシステム、ジェネリック通知システム、データヘルスシステムなど。
・ビジネスモデルは特に思いつかず。
・データヘルスは市場拡大傾向

まなぶさんへ質問

①2011年からの利益減の理由は何だと思いますか?
②株価は今の業績と比較し、割安だと思いますか?
③その他議論したいことがあればお願いします。

« 投資で破滅を防ぐための3つのルール | トップページ | ポートフォリオ8銘柄の損益(2015年4月) »

企業分析」カテゴリの記事

コメント

お忙しいところ、取り上げていただきありがとうございます。
2012年からFPGを保有しており、すぽさんのブログもFPGの検索で出会いました。A→S戦略の考えは非常に同意できますし、現にFPGはそのような考えで保有していました。
具体的には売り上げ伸び率、経常利益伸び率、時価総額、ビジネスモデルを中心に企業が“化ける”タイミングを図っています。
今回、依頼させていただいたデータホライゾンは、そういったこれまでの私の投資法からの新たな展開(C→B戦略)であり、すぽさんに御講評いただければ幸いです。

さて、前置きが長くなりましたが、議論させていただきたいと思います。
色々と分からない用語やデータがあると思いますが、雑多な情報ではありますが、私のブログにアップしておりますので、適宜ご確認いただければ幸いです。
http://kabushikilab.blog97.fc2.com/

①利益減の理由は商品の特性にあります。これまで売り上げの大半をジェネリック通知サービスが占めていました。しかし、当該商品がジェネリック医薬品への切り替え促進であることから、効果が現れてくると(切り替えが進むと)、商品への需要が減少していきます。
市場が保険者だけと限られており、狭いため、顧客となる保険者が増えない限りは売り上げも利益も下がってきてしまいます。
②赤字が継続していますし、今の業績と比較すると決して割安ではないと思います。
しかしながら、時価総額は30億強と小さいので、割高ともいえないと思います。すぽさんの言葉を借りれば「株価のボトム」だと思います。また、B/Sは健全なので、不当に株価が下がる要因は少ないと思います。
③長くなりますので、次のコメント欄に書かせていただきます。

③データホライゾンを選んだ理由ですが、
市場環境が非常に良いです。
(1)保険者を対象としたサービスを積極的に行っている上場企業はベネフィットワン【2412】のような福利厚生サービス提供会社はありますが、(アプローチ法が全く異なる)レセプト分析を主にした会社は他にはなく寡占状態にあると思います。また、レセプトという個人情報を扱う以上、上場企業であることは大きなアドバンテージです。
(2)平成27年度からデータヘルス計画の第1期が実施され、市場が本格化します。ベネフィットワンとの資本業務提携や塩崎厚労大臣の発言など水面下での環境の高まりが窺えます。同社は平成29年度までに市場規模が300億円まで拡大すると予測しています。
次に独占性です。
(1)厚生労働省や内閣府など関係省庁から意見聴取されることが多いです。
(2)レセプト分析にかかる特許を複数保有しており、他社に比べプライオリティがあります。

最後に、時価総額です。
上記のような、いわゆる国策銘柄の中心であるにも関わらず、時価総額30億強というのは非常にお買い得だなぁと思うのです。また、四季報にもデータヘルス本格化、利益浮上農耕とあります。同社はまさに、赤字企業から黒字企業へ化ける瞬間にあると思います。
今後の業績や利益がどれほどになるかは分かりませんが、少なくとも同社のおかれている環境で時価総額30億円強は非常に魅力的だと思いました。
すぽさんのおっしゃるA→S戦略ではなく、C→B戦略となってしまいますが、同社の適正株価についてご意見をいただければ幸いです。

まなぶさん

ありがとうございます。様々な情報、興味深く拝見しました。

①について(赤字の理由)
ざっくり言うと「データヘルス事業にシフトする上での過渡期的なマイナス」というご意見でしょうか。私は単純に競争環境も厳しい儲からない事業だったぐらいに見ています。つまり今の事業のままなら全く評価できない企業ということです。

②について(株価)
時価総額というより、どれぐらいの利益を期待されているかという視点で考えたいと思います。現在の株価が1,057円ですので、PER20の時のEPSは51円。純利益にすると約1.8億円になります。営業利益にすると3.5億円ぐらいでしょうか。
PER10だと考えると、その倍になります。
売上20億円の会社にしては期待され過ぎではないでしょうか。

■データヘルス事業への期待について
確かにデータヘルス事業は今後数年で急速に広がる見込めるものだと思いますが、結局は「システム案件」であり、NEC,富士通,NTT系など大手も手ぐすねを引いて待っている状況のようです。ソフトウェアで特許はほとんど役に立ちませんので、優位性も確かなものとは言えません。
売上は見込めますが、高収益を望むのは、取らぬ狸すぎるように思います。

全体的に「テーマ株」という視点に引っ張られすぎの株に見えますが、いかがでしょうか。

ありがとうございます。客観的なご意見、非常に参考になります。

①おっしゃる通りです。今のままでは評価できません。ただ、競争環境が厳しいというよりも、市場が狭すぎて事業として軌道に乗れていないと私は思います。保険者という非常にニッチな市場の中で、これまで有効な策が見つかってこなかった医療費の削減に関する事業の提案は、開拓さえできれば、先行者利益を享受できるものと思います。
例えばFPGのTLAも市場がニッチで大手は本気で取り組んでいませんでしたが、市場の開拓を進めたFPGが大きく躍進しました。
データホライゾンについても、国策として環境が整い、それと似た状態になるものと考えています。

②について、私は、低位株ですしPERやEPSはあまり当てにならないと考えていますので、スタンスが大きく違いますが、指標上は期待され過ぎであるということがよく分かりました。ありがとうございます。

最後の「システム案件」というのは正に痛いところを突かれています。データヘルスに対してシステム案件として事業展開をしてしまうと、市場の拡大は見込めなくなってしまうので、事業展開の進め方を注視する必要があると思います。

整理できておらず申し訳ありませんが、こんな感じです、

まなぶさん

結論を記載してみました。この内容で問題なければ確定したいと思いますが、いかがでしょうか。

回答が遅くなりました。
結構です。取り上げていただきありがとうございました!

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/501355/61509246

この記事へのトラックバック一覧です: 企業分析:3628データホライゾン(2.5):

« 投資で破滅を防ぐための3つのルール | トップページ | ポートフォリオ8銘柄の損益(2015年4月) »