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2014-07-28

ペッパーフードサービス「いきなり!ステーキ」の売上/利益分析

※店舗月利益のところで計算間違いがあり、修正しました。

AKIさんのヒット銘柄3053ペッパーフードサービスについての分析です。
現在のIRを使って大ヒット業態「いきなり!ステーキ」の収益構造を確認します。中長期ではなく短中期的なデータ分析を行うだけなのでご注意ください。

月商2,000万円、営業利益率15%は本当か

AKIさんのブログが詳しいのですが、ペッパーフードサービスは「いきなり!ステーキ」のヒットで話題となっています。
月商2,000万円を超えるという、にわかには信じられないようなヒットを遂げているとのことですが、7/25に第2四半期決算短信が出ましたので本当かどうかを分析したいと思います。
決算短信には「いきなり!ステーキ」の収益構造は直接書いておらず、他の店舗と合算した情報しか載っていませんが、出来る範囲で分解していきます。
2014年2Qで売上/利益は成長しましたが、まだ4店舗しかないため全体(24店舗)に与える影響は限定的です。「2014年の成長分は、主にいきなり!ステーキが占めているはず」という前提で、分析をしていきます。
                                                                                                                                                                                                                         
ペッパーフードサービス 四半期ごとの決算「レストラン事業」
  2013-1 2013-2 2013-3 2013-4 2014-1 2014-2
Q売上 340 363 388 428 597 752
Q営業利益 19 12 8 -7 22 72
店舗数 16 18 19 22 23 24
売上/店舗数/3*100 [月商] 708.3 672.2 680.7 648.5 865.2 1,044.4
営業利益/店舗数/3*100 [月利益] 39.6 22.2 14.0 -10.6    
      年間月商 677.4    
  月利益(平均ではなく、最大だった2012-1を三等分) 13.2    
      旧店舗売上
    【16店舗】
325 325
      新店舗売上 272 427
      新店舗数 7 8
      新店舗月商 1,294 1,778
      旧店舗利益
    【16店舗】
6 6
      新店舗売上 16 66
      新店舗数 7 8
      新店舗月利益 75 274
      新店舗月利益 5.8% 15.4%
というわけで、「いきなり!ステーキ」4店舗を含む、新規8店舗の平均月商は1,778万円、営業利益16.9%15.4%となりました。これは2014年2Qの終わり頃にスタートした店舗や、「いきなり!ステーキ」以外の4店舗を含んだ8店舗の平均ですので、月商2000万円・営業利益率15%というのは、ほぼ間違いないと言えそうです。

30店舗になったらどうなるか

というわけで、この業績のまま30店舗になったらどうなるかを計算しました。

売上

20,000,000

年間 売上

240,000,000

営業利益率

15%

36,000,000

営業利益

税率

35%

23,400,000

純利益

店舗数

30

702,000,000

総 純利益

株数

2,884,400

243.4

EPS

PER

20

4,867.6

株価

EPS換算で、243.4の増収、PER20なら4,867.6円の増加が見込めます。いきなり!ステーキが無事想定どおりの業績をあげられれば、あと2,000~3,000円程度の上昇余力があると計算出来ました。
というわけで、まだ間に合いそうなのがわかったので今朝参入しました。
3,420円で、7%分ぐらいの購入
(買った直後に、すごい勢いで上がっていきましたが・・)

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コメント

ペッパーフードサービス成長力ありそうですね。まずは、一単元の打診買いです。

すぽさんがペッパーに投資をされるとは驚きました。
てっきり斬られるものだと思っていましたので(笑)

いきなり!ステーキのみの抽出は出来ないと思っていたので、この分析の仕方には驚きました。
さすがですね!勉強になります。
月商2000万円・営業利益率15%が決算からも確認でき、ホールドの更なる自信となりました。

ところで、旧店舗の売上が325とありますが、これはどういう根拠から導き出された数字なのでしょうか?

>アヒルさん

ペッパーフードサービスは私の通常の投資対象ではありませんのでご注意くださいね。

>AKIさん
>旧店舗の売上が325とありますが、これはどういう根拠から導き出された数字なのでしょうか?

そうですね、前年度の実績と一致しないので気になりますよね。
・2013ー1Q~4Qのそれぞれの四半期ごとに平均月商が出ますその平均をとりました。(1Qは16店舗ですが、4Qは22店舗で割っています)
・その平均月商に16店舗を掛けたものを旧店舗売上としました。これが325です。

投資スタンスについてはあるタイミングでまとめますが、「これまでの中長期投資」+α(成長イベント織りこみ前投資)ぐらいのバランスにしたいと思っています。

平均月商をもとに算出した金額だったんですね。
了解しました。

ペッパーはコアとなる通常の資産運用とは別の、サテライト投資みたいな位置づけとお見受けしました。
バランス的にも良さそうに思います。

いつも楽しく拝見させていただいています。
ペッパーは確かに成長性抜群と思いますが、すぽさんの投資対象になるとは思いませんでした。
そろそろ決算ラッシュで今日もすぽさん銘柄いくつかが出ていますね。
ブロードリーフは第二四半期が思ったより伸びずでしたね。この企業でこの時期に極端に営業利益率が悪くなるのは、増税の影響だけではないような気がするのですが(第一が良すぎた?)
エイジアは最近の株価が反映されたようなぱっとしない決算でしたね。予想通りではありますが。
またお時間あるときに総括お願いします。

すぽさん、はじめまして。こちらのブログの1ファンとして、いつも参考にさせて頂いています。
現在私のPF組み入れ銘柄である3807フィスコについて定性分析を是非ともお願いできますでしょうか?
成長性を感じて中長期で保有しているのですが、営業CFがマイナスなのがやや気になっています。

>Nickさん

エイジアについては月度のエントリに記載しました。アフタービジネス型の企業ですので気にする必要は無いのではないでしょうか。年商10億円程度の小さな企業ですので、これぐらいのブレはあたりまえだと思います。

>まるたさん
フィスコは過去質問いただいた銘柄ですが、状況が変わったのかもしれませんね。サンワカンパニーの分析をこれから行うので、その後に分析してみますね。

すぽさん、こんにちは。
ペッパーは、私も4月ごろから保有しており、しばらく低迷後に上がったところで半分ぐらい売却、今はポートの2%保有です。
「飲食店経営」という雑誌の2014年8月号に、いきなりステーキの記事があり、これまでは全て直営だったが、今後はFC展開も行う、とあります。記事にはFCの収益モデルの記載もあり、それによるとロイヤルティは5%、売上2400万円の場合で営業利益率は11%。したがって、直営の場合の営業利益率はロイヤルティと合わせると16%ですから、すぽさんの推定と近い線です。30店舗のうちいくつかはFCになるでしょうから、その分はペッパーの利益は5%が基本になると思います。(加盟金は別途500万円)

まるたさん、フィスコ分析しました。知らない間にプライベートエクイティファンドのような会社になっていたのですね。とても驚きました。

フィスコの経営権は「シークエッジインベストメント」という企業再生を得意とする企業が握っています。
タダ同然で売られている赤字の企業を買収し、黒字に復活させ「よい価格」で売却する。そんな魔法のようなことを行っているのがこの企業です。フィスコ自体も同じようにシークエッジに再生してもらっている立場になります。
強みは「企業再生人」のスキルに集約されます。代表の白井一成さんは、ヒルズ族の一人として知る人ぞ知るという方のようですが、この方を知らないので判断しようがありません。株価は来期PER26.3です。

異様ともいえる成長をとげていますが、私が好きではない「経営者」に依存する企業で、安心して保有できません。
白井さんをご存知の方や、宝くじ的に少し保有する程度あればよいとは思います。

参考:前回の評価
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3807フィスコ、企業分析しました。が、いくら資料を読んでもこの企業が何をしたいのかさっぱりわかりません。2.5です。

フィスコといえば金融情報提供業を軸とした企業です。ここは株式市場の活況の影響を受け成長していますが、過去は赤字になるなど、取り立てて優秀なビジネスモデルがある訳ではありません。
さらに、最近は謎の買収を行っており、何のための買収なのかもよくわかりません。
Nickさんは、以下のビジネスに関連が見いだせますか?私には無理です
 「情報サービス事業」・・・・法人又は個人向けの情報の提供
 「コンサルティング事業」・・コンサルティング、ファンド関連事業等
 「インターネット旅行事業」・旅行関連商品のe-マーケットプレイス運営
 「デバイス事業」・・・・・・各種無線方式を適用した通信機器の開発、販売
 「広告代理業」・・・・・・・広告代理業務、広告出版物の企画、編集、制作並びに発行

業績も不安定、買収戦略も不明。丁寧に分析する価値はなさそうです。
投稿: すぽ | 2014-02-21 00:07
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フィスコ分析ありがとうございます。確かに経営者依存だとすると長期的な成長のSustainabilityには疑問符がつきますね、非常に参考になりました。

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