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2013-12-02

祝!テンバガー(インフォマート)

2013年12月2日
インフォマートが国内保有株で初めてのテンバガー(10倍)になりました。
購入時(2011年5月)のエントリはこれです。

Photo

この株を知った時から一目惚れをして長期保有をしてきましたので、感慨深いです。せっかくの機会なので、今回のテンバガーの分析を行い今後に活かしたいと思います。

                                 
  購入時 今日 倍率
株価 317 3,240 10.2
PER 12.9 39.4 3.1
EPS 24.6 *82.2 3.3
*純利益は2014年年度予測ベースで計算

株価の10倍を分解すると、PER(評価上昇)と純利益増(実力上昇)の2つに分解できます。純利益は2014年度の予測ですが、PERと株価純利益がそれぞれ約3倍になり、その結果10倍になったことがわかります。

PERは、もともと割安株として購入したのである意味想定通りですが、純利益の方は「2013年度に減価償却が終わり、営業利益が一気に向上する」という想定外のグッドニュースによるものでした。

当たり前ですが、10倍になるには、PERだけでも、EPSだけでも実現は難しく、両方のバランスが重要であることが改めてわかります。また、純利益の急激な向上は株価に大きな影響与えるため、実力以下の純利益になった時を見定めることができれば大きなチャンスとなる。そんなことを考えることができます。

とは言ってみたものの、ラッキーなしではテンバガーは難しそうです。素直に幸運を喜びたいと思います。

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コメント

おめでとうございます。
購入時ですらPERは12倍以上あったんですね。

「実力以下の純利益になった時」というのは、減価償却などを指しているのでしょうか?

ひでさん、ありがとうございます。

「実力以下の純利益」という話ですが、平たく言えば、純利益が短期的に下がっている時はお買い得ですね、という話です。

例えばサイバーエージェント。この企業は二回収益基盤を変化させています。1回目はアメーバピグ。2回目はスマホシフトです。
アメーバピグで利益が出るまで、アメーバ(ブログ)事業はずっと赤字でしたが、いざ利益が出始めると営業利益率5%の会社が10〜15%出るようになりました。最近のスマホシフトでは、短期的に大量のCMを打ったため、赤字になりました。
株価もこの純利益の流れに引っ張られるように、利益が低い時には下落、高くなれば上昇しました。

純利益(営業利益)にフォーカスして、この企業の本当の実力は?と考えることでうまくいくことがありそう。そんな意図で書きました。

テンバガー、おめでとうございます。 
二年以上、保有してたんですね。 
いや、スゴイ。 
改めて、感服しました。 
でも二年・・・ 
長いなぁ。

edgeさん、コメントありがとうございます。

全て保有し続けられた訳ではなく、途中で売却もしているので、実際には5〜6倍ぐらいのパフォーマンスだと思います。
バフェットさんは30年以上持っている株もたくさんあります。本当によい企業は、他社に勝ち続け、成長し続けます。だとしたら、その株以外の株を持つ意味があるのか。と考えているのだと思います。2年なんか短いうちですよ。

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