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2013-12-19

6965浜松ホトニクス(3.5)

基礎研究技術を競争優位の源泉とする、技術特化型企業
カンブリア宮殿で放送していて、面白そうな企業がありましたので企業分析を行いました。
浜松ホトニクスは光についての深い技術を使った商品を中心とした事業を行っています。有名なところでは2002年に小柴昌俊教授がノーベル賞を受賞した「ニュートリノの観測」に使われた機材 (光電子増倍管)を作ったのがこの会社です。この光電子増倍管は、ごく小さな電子を1000万倍に増幅できる機器だそうです。
一般的には基礎研究はビジネスに向かないと言われていますが、「光」という汎用性の高い技術にフォーカスし、誰も作れない、便利な商品を生み出しています。

いつもどおり企業分析していきます。

Step1.業績の確認
http://valuationmatrix.com/companies/6965

  • 売上は1,000億円程度でここ数年は横ばい
  • 営業利益率は15%~20%程度
  • B/S面では全く問題なし。キャッシュがあふれています。
  • CFも問題なし

Step2.ビジネスモデルの確認
技術特化型。基礎研究を通じて、新たな発見をし、それを強みに商品開発する。当然競合は生まれ得ない。(しばらくすると競合も出てくるが技術優位性が高い)
社長メッセージからも「光を通じて絶対真理とは何かを追求する」という、普通の企業では想像もつかないキーワードが出ています。

<社長メッセージ>
絶対真理への挑戦
光の研究と、それを基盤とした製品開発を通じて、光の本質を追究する。光を通じて絶対真理とは何かを探るために、いまだ解き明かされていない領域を探求する。そして、そこから生まれる新しい知識にもとづいた応用の可能性をもとに、新しい産業を創成する。

ビジネスモデルとしてはマニー(4.0)に似ています。印象としては、企業というよりもビジネスが上手な大学の研究室が1,000億のビジネスをしているというイメージを持ちました。

Step3.株価の確認
(2013年12月19日) 4,075円 PER 28.42 PBR 2.13 配当利回り1.23%
成長が無いことを考えるとやや割高です。

新しい技術を生み出し、その技術で世の中を変える商品を作る。理系人間にとって夢のある企業だと思います。しかし一方で、この企業自体が「会社が潰れないこと」を目的としている印象があり、株主の方を向いているかは疑問です。この企業に営業的視点が加われば、もっと大きな成長ができそうですが、それでは浜松ホトニクスでは無い、ということなのでしょう。評価は3.5。割高なのがキツく、投資家視点で大きな期待はしないほうが良さそうです。
技術の夢を一緒に追うという投資なら、ロマンがある企業です。

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