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2012年5月

2012-05-21

2305 スタジオアリス(4.0)

2012年5月21日追記

金融不安で、一度上がってしまった株価が戻って来たので購入しました。(少額ですが)

(2012年5月19日現在)1,254円 PBR 1.46 PER 8.04 配当利回り 3.59%
自分の平均購入単価 1,252円

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2012年3月23日

子どもが生まれたので記念写真市場が気になり調査しました。
スタジオアリス、良い会社ですね。

「記念写真」市場を再創造する企業

写真市場といえば、コダックや富士フイルムに代表されるように、衰退を通り越して消滅してしまった市場です。
しかしその中でスタジオアリスは、「記念写真」にターゲットを絞り、街の写真屋さんとは一線を画すサービスによって、今まで記念写真を取らなかった人の取り込みやリピーターづくりに成功し、高収益&成長を続けています。
この企業のビジネスモデルはなかなか説明しづらいところですが、

  • 新たな業態を作ったことによる独占的地位
  • 「思い出作り」というお客さんのコスト意識が弱くなる市場
  • 「子どもへの出費」市場の拡大

といった内外的な強み・好条件の下で、競争をしっかり避けつつ順調に成長を続けています。ビジネスモデルとしては弱めですが、新たな敵が入ってくることもあまり想像できず、しばらくは安泰でしょう。

営業利益率は10%~20%と高収益。成長面でも伸び率は小さいながら着実に成長しています。また、昨年度はコスト面の改革を行い利益率が10%前後から20%近くまで急成長しており、今後もこの利益率近く望めます。

株価は安めです。
(2012年3月23日現在)1,263円 PBR 1.47 PER 8.09 配当利回り 3.56%
自分の平均購入単価 (未購入)

高成長は望めないものもの、新たな市場を創造する力強さがあり競争面でも安定しており、株価も割安です。
配当性向も33.3%方針で株主優待もあり、株価が下がる理由はあまり思いつきません。
お買い得度は4.0です。私の投資対象になり得ます。

2012-05-19

邱永漢さんのご逝去にあたり

邱永漢さんが2012年5月16日に永眠されました。
HPでは直前まで冴えたコラムを書きづけており、未だに信じられない思いです。
邱さんには世の中の見方・生きる上で大切な考え方を教えて頂きました。
これからお話を伺えないのは残念ですが、これまでの教えをしっかり心に刻んで日々精進したいと思います。
本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りします。

2012-05-15

JRの品川-横浜間の料金(地理的独占の例)

JRの「品川-横浜」間は、特別料金で本来より安くなっていることを知っていますか。

  • 京急(品川-横浜) 290円
  • JR(品川-横浜) 280円(本来のルールなら380円)

通常、電車業界は地理的に競合する(2社以上でA地点からB地点に行ける)ことはあまりありません。線路を引くという壮大な投資をするわけですから、同じ区間にならないよう線路を引くのが普通です。
ただ、首都圏地区など地理的に密集しているところでは一部区間で競合することがたまにあります。「品川-横浜」間は、JRでも京急でも行けるためJRは京急に引っ張られて特別割引をしているのです。

たかが100円ではもちろんありません。JRは京急さえいなければ380円にしていたのです。仮にJRが「横浜-品川」間しか運営しておらず営業利益が5%だったとすれば、266円が経費(原価、R&D、SGA)営業利益が14円ですが、これが仮に380円で売ることが出来れば営業利益は114円つまり30%になるのです。

Photo

値段のちょっとした変化は、お客さん側には大きな影響はありませんが、企業側には多大な影響があるのです。もし、机上の空論だと思ってしまう人がいたら、もう少し想像してみてください。京急がなくJRが380円で売っていたとして、あなたは移動をためらうでしょうか、一体どれぐらい乗客数に影響はあるでしょうか、原価にはどんな影響があるでしょうか。
競争が無いときには、世の中のイメージを超えた莫大な利益が生まれるのです。

参考:
なぜビジネスモデルを重視するのか①
なぜビジネスモデルを重視するのか②

ちなみに、投資という視点でいうと、JR東日本は、ビジネスモデル面は良いですが、成長面、割安面を踏まえるとあまり魅力的ではありません。
もちろん、莫大な投資が必要な上にA地点-B地点が同じ場所になる最悪の業界である「航空業界」より遥かにマシです。

2012-05-05

毎月分配型投資信託は、詐欺のようなもの

橘玲さんのblogで我が意を得たりと思うエントリがありました。
→ 毎月分配型投信の不都合な真実

相変わらず人気の毎月分配型投資信託ですが、どんな仕組みで分配金が支払われているのかわからずに購入する人が後を絶ちません。Q&A風に説明します。

年間18%も分配金が支払われる。金利が低いこの時代にありがたい。
→大間違い。分配金は投資信託を取り崩して支払うだけなので金利とは全く無関係です。例えば100万円分投資信託を購入して、18万円が分配金で支払われる場合は、単純に投資信託の価格は82万円に下がります。ただ投資信託も一応運用をしていますので、仮に3%の運用に成功して1.5%の信託報酬があった場合は、1年で1.5%分増え83.5万円になります。
つまり、あなたの100万円のうち、1.5万円は投資信託側に抜き取られ、1.5万円はあなたの取り分となったが、あなたはお金に困っていたらしく18万円も下ろしてしまった。というのが実像になります。

投資信託の基準価格がだいぶ下がってきた。これ以上下がるとは思えないので買い時。
→大間違い。上で書いたように毎月分配型投資信託の基準価格下落は「取り崩したから」下がっただけです。100万円が83.5万円になったから、10000→8350に下がったのです。基準価格が下がることとオススメ度は関係ありません。毎月分配型なら今後も分配した分だけきっちり下落し続けていきます。

海外リート、レアルなんかはお勧めだよね
→別に・・。運用成績は「ダイワ・グローバルREIT・オープン」が-0.1%、「米国ハイ・イールド レアルコース」は-0.4%でした。ちなみに分配金はそれぞれ14.3%、21.7%でしたので勘違いしている人はいるかもしれません。

というわけで、勘違いして毎月分配型投資信託を買う投資家が一人でも減ることを願ってエントリします。

参考:カモられる投資家がしている、大きな勘違い

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