こういう時にはVIX指数(恐怖指数)
2011年8月4日の米株式の大幅下落と、8月6日の米国債の格下げ(S/P)により、市場環境がだいぶ不安定になってきました。正直月曜日の株価がどうなるかよくわかりませんが、私としては一時的な含み損は当然という気持ちで買いの準備をしています。
さて、こういう市場環境の不安定というかヒステリックさを測る指数といえばなんといっても恐怖指数と呼ばれる VIX です。
http://finance.yahoo.com/echarts?s=%5EVIX+Interactive#symbol=%5EVIX;range=5d
S&P500のオプションのボラティリティを指数化したもので、20以下なら通常(静かな)市場環境、20を超えるとピリピリ感、30を超えるようだとだいぶ不安定といった感じです。ちなみにリーマンショックの時は瞬間的に90ぐらいまで上がりました。8/5(金)の指数は32.0で、月曜日はこれ以上に上がる可能性があります。今はだいぶ不安定な中にあるということがわかります。
このVIX指数はプロの中では有名だそうですが、日本の投資家の中ではあまり一般的ではないようです。しかし私としては、市場のピリピリ感が分かることで色んな事が想像できるため非常に重宝しています。
VIXが上昇してくる(市場がピリピリしてくる)と、リスク回避・信用収縮の流れが起き、一般的に以下のような方向に動きます。
- 債券利回り低下(人気UP)
- 株価安(人気DOWN)
- 信用膨張通貨(AU$など)の下落(信用収縮)
- コモディティは不定(リスク回避としての人気UPと信用収縮の両方があるため)
未来を読もうとするなら世の中の流れに一緒に乗って株を売るところですが、私はそれはしないことに決めています。月曜日に荒れたからと言って、火曜日が更に荒れるのか落ち着くのかは分かりません。だったら月曜日はバーゲンで、火曜日には大バーゲンがあるかもしれないと期待するだけでいいのではないでしょうか。
どちらにしてもいつかはVIX20以下になり、バーゲン価格ではない通常価格の時は必ず来るので、バーゲンもしくは大バーゲンで買った株をその時に売ればいいだけです。(キャッシュに余裕があるなら割高になるまで売らないほうがいいですが)
私の株を買う基準は、割安・高成長・プラットフォームの3つが揃っているかです。月曜日にはおそらく割安度が上がる株が増え、自分の購入基準を満たす株が増えるだろうというだけです。
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