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2011-07-13

6861キーエンス(3.0)

営業利益率50%以上を誇る奇跡のメーカー

センサーを中心とする計測機器メーカーで社員の給料が高いことでも有名です。ポイントはなんといっても営業利益率が50%以上である点でしょう。
高利益率の秘密をファブレス(生産の外注)で効率を追求していているためだと謳っている人もいますが的外れです。外注して利益率が上がるのなら誰も苦労しません。キーエンスは「競争しないこと」を徹底的に追求して利益率を高めています。

  1. 営業がお客様を徹底的に知る
  2. センサーを使って効率化できる業務を探す
  3. それにマッチする商品を作る(ファブレスで機動的に創る)
  4. 価格は効率化する前(例えば人が4人かかっているなら年間2,000万円ぐらい)と比較して競争力のある値段にする(例えば200万円)。原価をベースには値付けしない。(新しいソリューションであれば競合はいないのでこの値付けが可能となる)

一番大切なのは1と2ですのでここに企業の殆どの力をかけています。技術が分かりお客様が分かり商品企画ができる社員を育て、競争をしない商品を創り、利益率を高めているというのがこの企業の本質です。ビジネスモデルというより企業モデルと言えそうです。

一方、この企業は(一般)株主を向いているようには思えません。もともと大きな投資を行わない業態で大きなキャッシュを必要としていないのに関わらず配当性向が低く、どんどん企業内にキャッシュが貯めこんでいます。当然企業としての投資先もないので現金か有価証券で運用をしているだけです。まぁそれでもPBRをベースに株価は上がるはずですし財務健全性は上がり続けるわけですからそういう企業なのだと思うしかありません。

株価の割安度は普通です。
(2011年7月10日現在) 22,560円 PBR 2.10倍 PER 22.5倍
自分の平均購入単価 (購入していません)

企業としては非常にユニークで魅力的なのですが、投資という点では成長力の弱さと株価の高さから魅力的とは言えません。15,000円を切るようにならないと面白みはありません。お買い得度は3.0です。
むしろ社員になったほうがやりがいと高給を得れて幸せでしょうね。

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